活動開始のきっかけ
日野の伝統料理を継承する会は、現代表の外池よし子さんが観光協会へ勤めていた際に、新聞記者から地元の料理の良さを広めるために料理教室を開催してはどうか、と話をもちかけられ婦人会のメンバーに声をかけ開催した、「鯛そうめん」の料理教室が原点となっています。
その後、日野町の住民が始めた町歩きイベント「桟敷窓(さじきまど)アート」で日野町には食事場所がないため、何か作ってほしいとの要請を受け、2004年に婦人会メンバーの一部が鯛そうめんを作り、桟敷窓アートに訪れるお客様に提供すると予想以上に反響があり、イベントの時には鯛そうめんを提供するようになりました。
そしてその2年後、婦人会から有志のメンバーが集まり日野の伝統料理を継承する会が立ち上がりました。
イベント時には「鯛そうめん」のほか、メンバーがお嫁に来た頃にはまだ各家々でお葬式があり、「非時宿(ひずやど、ひじやど)(不幸があった家庭の隣がよく使われたそう)」で作り継がれている「ごま豆腐」、「白和え」、「焼き豆腐」、「煮物」など皆が作れる昔ながらの品をメニューに取り入れました。
昔ながらの食事を作り、いろいろな方に 召し上がっていただくにつれ、日野町の、日本の独自の食文化を次の世代へ、家庭へ再度伝えていく大切さを再認識することができました。
現在は、生産者の皆様や地域の皆様のご協力のもと、18名のメンバーで活動しています。
食体験レストランでの取り組み
2015年、日野町が近江日野商人の本宅を 近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」として活用する際に、食体験事業を日野の伝統料理を継承する会が担当することになりました。
客間として設られた新座敷で、本格的な日本庭園を楽しみながら御膳料理を楽しむことができます。
イベント出店
日野町の昔ながらのお料理や、日野町の食材を使ったお料理の販売で各種イベントに出店しています。イベント出店の日程については、Webサイトをご確認ください。
料理教室
日野の味をより多くのご家庭で作り継いでいただくために、料理教室を開催しています。
不定期開催(現在休止中)