日野の伝統料理を継承する会監修!100年フードにも認定された日野祭のごちそう「鯛そうめん」インスタントで販売開始!

2024年3月23日

このたび、海と日本プロジェクトin滋賀とのコラボ企画により、日野の伝統料理を継承する会が監修したレトルトの鯛そうめんができました。

鯛そうめんについて

日野町は近江日野商人が誕生した地です。

その近江日野商人が最も楽しみにしていたのが八百五十年の歴史を今に伝える五月三日の日野祭です。

豪華絢爛な曳山と神輿、芝田楽が織りなす歴史絵巻を見るため、年に一度全国のお店から地元出身の雇用人とともに帰郷し、祭のごちそうに舌鼓を打つのでした。

その祭の際に作られたのが、江戸時代中期から末期に広がったと言われる「鯛そうめん」です。大海原の波のように盛られた鯛の煮汁で煮たそうめんの上に、鯛の姿煮がどんとまるごと一匹乗せられています。内陸の日野にとっては、当時でも相当な高級魚だった鯛をお客様のもてなしに使うという粋なはからいがこの料理から感じられます。塀にしつらえられた「桟敷窓」から祭の渡御を眺めつつ、酒や料理に舌鼓を打つ。なんとも贅沢な見物の仕方ですが、質素倹約を美とした生活の中で、新鮮な鯛を使った「鯛そうめん」を名物にした近江日野商人の心意気を伺い知ることができます。

日野の伝統料理を継承する会では、日頃より近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」の食体験レストランや、イベント出店にて、鯛そうめんを提供し広める活動を続けてまいりました。

鯛そうめんのインスタント商品化について

海と日本プロジェクトin滋賀からの提案で、海のない滋賀県で伝統料理として食べ継がれている「鯛そうめん」の商品化の企画をいただき、監修させていただくことになりました。試作を繰り返し、材料や味に改良を加えることでインスタントながらも本物の味に近づけることができました。フリーズドライのそうめんは熱湯を入れ3分で戻り、温めた煮汁と鯛の身を混ぜることで完成。手軽に伝統の味を楽しめます。

この商品を通じて、日野町の食文化や、日野祭、日野の歴史に興味を持っていただけるきっかけになることを目指しています。

日野祭のごちそう鯛そうめん(フリーズドライ)1食入り

・発売日    2024年3月23日(土)

・販売場所   日野まちかど感応館(滋賀県蒲生郡日野町村井1284番地)ほか

・価格     発売記念価格1,200円(税込)

        メーカー希望小売価格1,450円(税込)