日野の伝統料理を継承する会の取り組みが100年フードに認定されました

文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。

https://foodculture2021.go.jp/hyakunenfood/

令和4年度、日野の伝統料理を継承する会の取り組み「近江日野の伝統料理~鯛そうめん、肉めし、日野菜漬け ~」が伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜として下記の通り、認定されました。

近江日野の伝統料理~鯛そうめん、肉めし、日野菜漬け ~

滋賀県蒲生郡日野町は、近江日野商人のふるさと、800年以上続く湖東地域最大の祭「日野祭」や奇祭「芋競べ祭り」など今も町内各地域で昔ながらの伝統や文化、風習が残る町です。日野祭の際にもてなし料理としてふるまわれたという「鯛そうめん」や「ぶりぬた」、葬式を家庭でおこなっていた頃に作られていた「丁子麩のからし和え」「白和え」「ごま豆腐」「焼き豆腐」、原産地である「日野菜」の漬物、農村地域で広く食べられていた「さつまいものちょく」、地域の行事で食べられていた「肉めし」や「茗荷ずし」「山味噌」など各地域や家庭で食べ継がれてきた料理があります。私たち自身が食べてきた料理だけでなく、町内各地域への聞き取り調査によるメニューの発掘、イベントや料理教室などでその料理を子供から大人まで様々な世代に伝える活動をしています。

これまで活動にご協力くださった皆様のお力添えのおかげです。

引き続き、このような活動を継続できるようメンバー一同取り組んで行きたいと思います。よろしくお願いいたします。